第4世代 Intel CPU【Haswell】搭載パソコン発表!!
第4世代 Intel CPU【Haswell】Core i シリーズ搭載パソコンラインアップを発表!!(2013年6月2日~)
遂に発表になりました!インテルの第4世代CPU、開発コードネームHaswellことCore i7、i5、i3シリーズ。現時点ではi7とi5シリーズから8製品のみとなっていますが、これからも続々と登場するでしょう。それと同時に発表されたのが、ドスパラの新CPU搭載モデルです。CPUの発売日に合わせてドスパラでは搭載PCのラインアップが通販ページで確認できました。
第4世代Intel Core iシリーズのラインアップとスペック表
まずは6月2日にリリースされたエンドユーザー向けの全ラインアップをご覧下さい。
型番 | 定格 (TB時) |
コア (スレッド) |
キャッシュ | 製造 プロセス |
内臓 グラフィック |
ソケット | TDP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
i7-4770K | 3.5GHz (3.9GHz) |
4 (8) |
8MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 84W |
i7-4770 | 3.4GHz (3.9GHz) |
4 (8) |
8MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 84W |
i7-4770S | 3.1GHz (3.9GHz) |
4 (8) |
8MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 65W |
i5-4670K | 3.4GHz (3.8GHz) |
4 (4) |
6MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 84W |
i5-4670 | 3.4GHz (3.8GHz) |
4 (4) |
6MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 84W |
i5-4570 | 3.2GHz (3.6GHz) |
4 (4) |
6MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 84W |
i5-4570S | 2.9GHz (3.6GHz) |
4 (4) |
6MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 65W |
i5-4430 | 3.0GHz (3.2GHz) |
4 (4) |
6MB | 22nm | Intel HD 4600 | LGA1150 | 84W |
注目はIntel HD 4600です。実は今回の第4世代は、基本的なスペックについて、コア数、スレッド数、製造プロセス、キャッシュ、メモリ等については、第3世代【lvy Bridge】と同じです。違う点と言えば、内蔵グラフィックと、ソケット形状、対応チップセットくらいなのです。TDPについては全体的に上がっているという、結構これからの後続リリースと評価が気になる新CPUではあるのです。
とにもかくにも発信したからには、新しい流れで動きだすのがパソコン業界。ドスパラではゲーミングモデル、デスクトップタワーあたりを中心に、Haswell搭載モデルを前面に押し出していますね。それぞれのラインアップについては商品紹介ページからどうぞ。
ドスパラのデスクトップタワー型、Haswell搭載モデルはこちら
Intel HD 4600 と拡張命令AVX2 について
今回の第4世代Intel Core iシリーズの注目は前述もしましたが、内臓グラフィックスのグレードアップ、Intel HD 4000 → Intel HD 4600 と拡張命令AVX2の追加による処理効率向上です。AVX2の詳しい話はコチラに譲るとして、ざっくりと以下の3つについて性能向上が実現しています。
内臓GPUのグレードアップで、簡単なゲームならグラフィックボード要らず!
例えば第2世代Core i7-2700Kと同クロックの第4世代Core i7-4770Kを、新生FF14のペンチマーク(1280×720pix、高品質設定)で比較した場合、約1.8倍のスコアを出せるようです。
Core i7-2700K | Core i7-4770K |
---|---|
1546? | 2775 |
もちろんFFとかは絶対に無理なんですが、ボードゲームとかクイズその他の軽めのゲームであれば全然内蔵グラフィックで十分な数字です。
VVX2によってRAW現像の処理が高速化!4K動画編集でも効果を発揮!
これも分かりやすく第2世代Core i7-2700Kとの比較ですが、RAW現像ソフト「SILKYPIX」で100枚のRAW画像を最高画質設定のJPGでノイズ除去フィルターかけ書き出しをした所、i7-2700よりも25秒早く処理ができるそうです。これで更に歪み補正などを加えれば、その差は顕著になるでしょう。
また、4K動画(横4,000×縦2,000前後の解像度に対応した映像)編集でも差が出ます。こちらは動画編集ソフト「PowerDirector 11」における検証ですが、AVX2を使用するポップアップアートというフィルターを利用し、4K動画をフルHDのH・264形式に変換した所、Core i7-4770Kでの処理時間は12分45秒で、Core i7-2700Kと比較すると2分以上の短縮が実現しました。
以上、Intel HD 4600の性能についてフォーカスした内容を書いてきましたが、こういった性能アップにメリットを感じるのであれば、是非新しい第4世代CPUのパワーを体感できるドスパラ搭載モデルをゲットしてみて下さい。