ドスパラとDELL(デル)の比較
DELL(デル)は、アメリカテキサス州のラウンドロックという場所に本社があります。会長(CEO)はマイケル・デルです。世界トップレベルのシェアを誇り、日本でもそのシェアは圧倒的にありますが、法人の方が需要がある感じです。
最近では売り上げ不振と言われていて、転換期を迎えているようですが、相変わらずサイトの使い勝手は悪く、個人ユーザーに対してはちょっと分かりにくい構成になっていることは否めません。
ドスパラとDELL(デル)の管理人が気になる所を比較
これからドスパラかDELLで購入を検討している人にとって、有益になると思われる比較表を作成してみました。それぞれのオフィシャルサイトの2013年6月16日時点での情報を参考に作成をしました。普通のラインアップとゲームパソコンはちょっと趣旨が違うので切り分けて表にしています。因みにDELL(デル)のゲーミングモデルは、ALIENWARE(エイリアンウェア)という、エイリアンがパソコンにくっ付いた、個人的にはかなりダサイと思っているパソコンです。
2013年6月時点の情報 | |||
価格(※1) | デスクトップ最安値 | 33,980円 | 36,980円 |
デスクトップ最高値 | 239,980円 | 144,980円 | |
15.6型ノート最安値 | 57,980円 | 39,980円 | |
15.6型ノート最高値 | 89,980円 | 199,980円 | |
ゲームデスク最安値 | 59,980円 | 89,980円 | |
ゲームデスク最高値 | 699,980円 | 389,980円 | |
ゲームノート最安値 | 84,980円 | 109,980円 | |
ゲームノート最高値 | 399,980円 | 219,980円 | |
主要パーツの 選択幅(※2) |
セキュリティソフト | 3(マカフィー) | 1(マカフィー) |
CPU | 8 | 固定 | |
CPUグリス | 3 | なし | |
CPUクーラー | 2 | なし | |
メモリ | 8 | 固定 | |
グラフィックボード | 固定 | ||
HDD/SSD | 25 | 固定 | |
パーティション分割 | 5 | なし | |
マザーボード | 固定 | ||
光学ドライブ | 5 | 固定 | |
3.5ドライブベイ | 2 | なし | |
サウンドカード | 1 | 1 | |
電源 | 10 | なし | |
PCケース | 2 | なし | |
参考モデル名 | Monarch LX | XPS 8700 エントリー | |
参考モデル価格 | 99,980円 | 94,680円 | |
評判・評価 | また利用したい人率 (価格.com調べ) |
90% | 25% |
総合評価 (ECナビ) |
63.8点 | 75.0点 | |
ツカエルサイトの順位 | 3位 | 13位 | |
納期 | 最短到着日 | 当日 | 翌日 |
延長保証 | 2年 | 5,998円 | 9,450円 |
3年 | 9,998円 | 14,175円 | |
5年 | なし | 32,550円 |
※1…価格を調べる時には以下のルールに則っています。
デスクトップ最安値 | タワー型・スリム型など全シリーズを通じての価格。 ゲーミングモデルは除外。 |
デスクトップ最高値 | |
15.6型ノート最安値 | ゲーミングモデルは除く。 |
15.6型ノート最高値 | |
ゲームデスク最安値 | NNIDIA Quadro搭載モデルは除外。 |
ゲームデスク最高値 | |
ゲームノート最安値 | 15.6~17.3インチ型が対象。それ以外は除外。 |
ゲームノート最高値 |
因みに、DELLのゲームパソコンブランドはALIENWARE(エイリアンウェア)シリーズになります。
※2… カスタマイズ幅とは、カスタマイズ出来る選択肢の数の多さです。例えば、以下のようにCPUのカスタマイズ項目を見ると、「インテル Core i7-4770」に元々チェックが入っていますが、これ以外にいくつ選択肢があるか?を数えたものになります。この場合選択肢は全部で9ですが、すでに標準で選択しているのを除くと、残りは8です。
また、選択肢幅の数字をチェックする時に参考にしたモデル名は以下です。ドスパラは99,800円のモデル、DELLでは94,680円のモデルを、それぞれチョイスしていますが、管理人の経験上、この価格帯のモデルが一番カスタマイズ幅が豊富だと思っています。
モデル名 | Monarch LX | XPS 8700 エントリー |
価格 | 99.980円 | 94.680円 |
ドスパラとDELL(デル)の総合的比較の総評
デルユーザーやファンにはちょっと申し訳ない言い方になると思いますが、今回の切り口で比較する限り、DELL(デル)を購入するメリットが見つかりませんでした…。
まず悪い意味で驚くのが、デルのカスタマイズというのは本体のパーツなどの事ではなくて、周りの(ともすればうっとおしい)機器やサービスを上乗せするものでしかなく、もはやユーザーの方向ではなくて、これらの企業の方ばかり向いているカスタマイズになっている事です。
主要なパーツは全て固定されていて、HDDやSSDも固定されて選択できないなら、これはもうBTOパソコンとは言えませんね。元祖BTOパソコンだったデルですが、今はBTOは廃止しているのでしょう。
そしてサポートが高い!これは今まで見てきているどのパソコンメーカーよりも高いと思います。だからと言って本体価格が低いという事はなく、使用しているパーツのメーカー、ブランドが全く持って不明瞭なのも酷いです。きっと相当安価な電源やHDD、SSDを使用していると予想されます。
良い意味でも悪い意味でも超初心者向けなのがデルです。私は一切おすすめしませんが、おそらく価格に見合った手厚いサポートを期待する人は、デルでも良いとは思います。